コリア語Korean
コリア語の紹介
羽田空港から韓国の金浦空港まで飛行機で約2時間30分。羽田空港から沖縄の那覇空港までが約2時間50分であることを考えれば、韓国は日本国内よりも近い海外であることが分かります。
日本の隣国、韓国で話されていることばは「韓国語」「朝鮮語」「コリア語」のように複数の名称で呼ばれていますが、上智大学では「コリア語」という名称を使用しています。
コリア語は「ハングル」という固有の文字で表記されます。ハングルは、1443年、朝鮮時代第4代目の「世宗大王」が民のために創った文字です。誰が、いつ、どのような目的で創ったかが明らかな文字は世界的にも極めて稀です。韓国では世宗大王がハングルを頒布した日である10月9日をハングルの日としています。
それでは、コリア語がどのような言語なのかを日本語と比べながら見てみましょう。
‘저’は「わたくし」、‘는’は助詞の「は」、‘매일’は「毎日」、‘일기’は「日記」、‘를’は助詞の「を」、‘씁니다’は「書きます」に当たります。「毎日」を意味する‘매일’と、「日記」を意味する‘일기’は日本語と同様に漢語です。例を見ると分かるように日本語とコリア語は、語順や助詞の存在、漢字語の使用、敬語の存在など、類似点の多い言語です。このような類似性により、コリア語は日本人にとって学びやすい外国語という印象を与えます。しかし、実際に勉強を始めてみると、相違点も決して少なくないことが分かります。相違点は特にことばの運用面で多く見られます。日本語とコリア語がいくら文法的に似ていると言っても、社会・文化を異にする外国語ですので違いがあっても不思議ではありません。この違いこそがコリア語を勉強する楽しみでもあります。
上智大学では、学生の皆さんがコリア語を正確かつ流暢に使えることを目的とし、コミュニケーションをとれるレベルを目指しています。皆さんもコリア語を学んでみませんか。では、教室でお会いしましょう!