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第54回全国学生スペイン語弁論・プレゼン大会で、柿原健佑さん(総合グローバル学部)が3位に入賞しました
2018年12月1日、京都外国語大学にて行われた第54回全国学生スペイン語弁論・プレゼン大会で、本学総合グローバル学部4年の柿原健佑さんが弁論の部3位に入賞しました。
柿原さんは「世界と人生」と題したスピーチで、自身のキューバ旅行を通じて幸福の定義について考え、国のシステムや個人の経済力、時代に関わらず、「人と人とのつながりが幸せを生み出す」ことに気づき、以前より家族や友人とたくさん話すようになり、より幸せを実感するようになったエピソードを紹介しました。時にジョークを交えながら明るく語り、会場を大いに盛り上げました。
スペイン語を専門とする学部の学生が入賞者を占めるなか、柿原さんの専攻は国際政治で、スペイン語は、第二外国語として大学に入って初級から学び、上級まで到達した言語でした。3年の秋学期から2学期間、米国マイアミ大学への交換留学も経験しましたが、英語が通じる場面でも、相手に応じて積極的にスペイン語を話すことを心がけたそうです。柿原さんは現在、卒業研究としてラテンアメリカ諸国の貿易戦略比較をテーマに調査していて、スペイン語の文献にも積極的に当たってみることで、より多くの情報を得ることができているといいます。
柿原さんは、上智大学の語学の授業や言語教育研究センターのプログラムをフルに活用し、授業ではスペイン語の他に、中国語、フランス語、ポルトガル語等の授業を履修。授業外ではLLC(Language Learning Commons)にて、英語とスペイン語の外国語コミュニケーショングループのリーダーとして、後輩たちに会話レッスンの指導も行っていました。一方、自分が学習者として中国語のレッスンに参加し、リーダーから教わったことを、旅行の際に役立てることができたそうです。LLCの昼休みの企画で、外国語と日本語を使って交流をする”Language Exchange”でも、スペイン語圏や中国からの留学生をはじめ、様々な国の留学生と交流しながら友人を増やし、日本にいながら外国語を使う機会を持ち続けました。
国際政治の勉強やサークル・アルバイトをいくつも掛け持ちしながらも、複数言語の習得にチャレンジしてきた柿原さん。上達の秘訣は、「5分でいいから毎日続けること」だそうです。卒業後は総合商社に就職が決まっており、スペイン語弁論大会での入賞を果たした自信と上智で得た学びや人とのつながりを活かし、今後も語学学習を続けながら、グローバルに活躍してくれることを大いに期待したいと思います。