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第12回日仏会館フランス語コンクールで、米野謙さん(外国語学部英語学科)が入賞しました
2019年11月23日、「第12回日仏会館フランス語コンクール」決勝大会が開催され、上級部門に出場した本学英語学科3年の米野謙さんが見事入賞し、日本フランコフォニー推進評議会賞(奨励賞)を受賞しました。
「もう一つのストーリー」と題したスピーチでは、米野さんは日本にいる男性が職場などで遭遇する差別について語りました。今年の上級部門のテーマは「男女平等」。男性として自分が不利な立場であると感じたことをきっかけに、「真の平等の実現のためには、女性の不平等および男性の不平等を共に克服する必要がある」という思いを、堂々したスピーチで披露しました。スピーチ後は質疑応答の時間もあり、社会人が多く出場する中、米野さんは最後の登壇者としてのプレッシャーを乗り越え、上級部門からの入賞者では唯一の学生でした。
米野さんは、大学入学後、第二外国語としてフランスを初級から履修を始め、1年次には正課の授業の他に、LLC (Language Learning Commons) のフランス語コミュニケーション・グループにも参加し、会話力を鍛えました。2年次にオランダでトップのリベラル・アーツ・カレッジであるLeiden University College The Hague へ1年間交換留学をして、留学中もフランス語やアルザス語の勉強を続けました。現在はフランス語の上級レベルを履修し、主にフランスの社会問題について毎週話し合いをしているそうです。
「上智大学では複数の言語能力を伸ばしたい学生のためのサポートが充実しており、とても感謝しています。卒業論文はバイリンガリズム、多言語主義、複言語主義を軸に書く予定です」と話す米野さん。卒業後は大学院進学を希望しており、大学院では、人間の「ことば」と文化を理解する上で必要不可欠、かつ、大切な「歴史と文学」を深く学びたいと決心しています。英語、日本語、フィリピン語を操り、現在フランス語をはじめとするロマンス系言語、韓国語も勉強中で、4年次は中級イタリア語と初級ドイツ語のどちらを履修するか悩んでいるとのこと。将来はどの仕事に就いても「ことば」を強みに今後の学習も精一杯に頑張りたいと語っています。