中国語Chinese

検定試験の紹介

「中検」と「HSK」について紹介します。

中国語検定

「中検」とは、「日本中国語検定協会」の略称及びその協会が実施する「中国語検定試験」の略称です。日本国内においては、中国語能力を測る指標として使われることが多い試験です。試験は各級ともリスニングと筆記の二形式で構成されます。

試験は年に3回、 6月、11月、3月に行われ、準4級から1級まで6級に分けられています。各級の認定基準(「日本中国語検定協会」公式サイト参照)は以下のとおりです。

中国語検定試験(中検)
試験の程度 語彙量の目安
準4級 中国語学習の準備完了
学習を進めていく上での基礎的知識を身につけていること
(一般大学の第二外国語における第一年度前期修了)
  • 学習60~120時間
  • 単語500
4級 中国語の基礎をマスター
平易な中国語を聞き、話すことができること
(一般大学の第二外国語における第一年度後期修了)
  • 学習120~200時間
  • 単語数500~1000
3級 自力で応用力を養いうる能力の保証(一般的事項のマスター)
簡単な日常会話、基本的な文章を読み、書くことができること
(一般大学の第二外国語における第二年度履修程度)
  • 学習200~300時間
  • 単語数1000~2000
2級 実務能力の基礎づくり完成の保証
複文を含むやや高度な読み書き、3級程度の文章を書くことができる
日常的な話題での会話が行えること。
(中国語学科の卒業程度)
  • 単語数3000~6000
準1級 実務に即従事しうる能力の保証(全般的なマスター)
社会生活に必要な中国語を基本的に習得し、やや難の文章の中国語訳・日本語訳、簡単な通訳ができること
  • 単語数は明示していない
1級 高いレベルで中国語を駆使しうる能力の保証
高度な読解力・表現力を有し、複雑な中国語及び日本語(例えば挨拶・講演・会議・会談など)の翻訳・通訳ができること。
  • 単語数は明示していない
  • 通訳の訓練が必要

HSK

HSK」とは、「漢語水平考試」(Hanyu Shuiping Kaoshi)のピンインの頭文字をとった略称で、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)が認定する世界共通の中国語の語学能力検定試験です。中国語を母国語としない学習者を対象とし、中国国内だけではなく、世界各地で実施されています。中国の大学への留学や中国での就職に必要な条件となっており、英語資格のTOEICの中国語版と考えればイメージしやすいでしょう。

2018年度日本において公開会場での開催は1月、3月、4月、5月、6月、7月、9月、10月と12月の9回で、実施回によって試験会場や試験実施級が異なるので注意が必要です。詳細はHSK日本実施委員会の公式サイトをご確認ください。試験問題は初級レベルの1級から上級レベルの6級まで6段階に分かれており、リスニング、読解、作文の3パートで構成されています。会話形式の問題に重点を置いており、総得点の6割が合格ラインです。各級の認定基準(HSK日本実施委員会の公式サイト参照)は以下のとおりです。

HSK(筆記試験)
試験の程度 語彙量の目安
1級 中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができる。中国語学習するための基礎能力も備えている
(一般大学の第二外国語における第一年度前期修了程度)
単語数150語程度
2級 身近な日常生活の話題について簡単で直接的な交流ができ、初級中国語の上位レベルに達している
(一般大学の第二外国語における第一年度後期修了程度)
単語数300語程度
3級 中国語を使って、生活、学習、仕事等の場面において基本的なコミュニケーションができ、中国旅行の時も大多数の場合において中国語で対応することができる
(一般大学の第二外国語における第二年度前期修了程度)
単語数600語程度
4級 幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをとることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる
(一般大学の第二外国語における第二年度後期修了程度)
単語数1200語程度
5級 中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができる
(主に週2~4回の授業を2年間以上学習した程度)
単語数2,500語程度
6級 中国語の音声情報や文字情報を不自由なく理解することができ、自分の意見や見解を流暢な中国語で口頭または書面にて表現することができる 単語数5,000語かそれ以上
HSK(口頭試験)
試験の程度 語彙量の目安
初級 日常話題を聞き取り、また表現することができ、基本的なコミュニケーションを行うことができること
「主に週に2~3回の授業を半年間(1学期)~1年間(2学期)程度」
単語数200語前後
中級 中国語を母語とする者と中国語で流暢にコミュニケーションをとることができること
(主に週に2~3回の授業を1~2年程度)
単語数900語前後
高級 中国語で自分の意見や見解を流暢に表現することができること
(主に週に2~3回の授業を2年間以上)
単語数3000語前後

「HSK」は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠しており、世界のどの地域でも適切な評価を受けることができるよう設計されています。

CEFR、TOEICとHSKを対照表に示すと以下のようになります。

  CEFR HSK TOEIC
C2 6級 ―――――
C1 5級 945-990
B2 4級 785-944
B1 3級 550-784
A2 2級 225-549
A1 1級 120-224

「HSK」と「中検」で求められる能力の違い

「HSK」は、中国語を用いたコミュニケーションの能力測定に特化しており、より実用的な中国語能力が求められます。それに対し「中検」は、中国語の正確な知識を問う問題が出題され、日本語と中国語の相互翻訳力が求められます。

より詳しく知りたい場合は、ぜひ「中検」と「HSK」の公式サイトをご覧ください。

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